学生時代に空手を始めた私は、練習中に捻挫や骨折といった怪我を何度も経験しました。そのたびに、自分自身が治療を受ける中で「人の体を治す仕事がしたい」と強く思うようになり、この道を志して資格を取得しました。
しかし、働き始めた当初は、自分の未熟さに何度も直面しました。痛みに悩んで来院される方々に対して、痛い箇所を揉んだり電気をかけたりすることしかできず、本当にそれで治るのか自信を持って答えられない自分がいました。
「これ治りますか?」と聞かれても「大丈夫です!」と胸を張って言えず、
「もう年だから治らないよね…」という患者様の言葉にも、何も返せない悔しさを抱えていました。
そんな私が大きな転換点を迎えたのは、筋膜治療と運動療法に出会ったときです。
それらを学ぶ中で、
痛みの原因が必ずしも痛む場所にあるわけではないこと、
筋肉を緩めるだけでは根本的な解決にはならないこと
に気づきました。
この気づきをきっかけに、施術方法を見直し、多くの患者様の痛みを根本から改善できるようになりました。そして、もっと多くの方々を救いたいという思いが強まり、「ふっか」で働くことを決意しました。